掃除ができる人は仕事ができる!?掃除であなたの人生を輝かせよう
スポンサーリンク

整理・整頓・清掃・清潔・躾「5S」と呼ばれ、日本企業において経営指針となっていることが多いです。この根幹には掃除し、整理整頓をすると会社がよくなる。社員が成長するという日本独自の理念があります。皆さん、身の回りの整理整頓は出来ていますか?いつも仕事に追われて作業効率があまり良くない人は、掃除をすることで解決できるかもしれません。今回は掃除をすることが仕事にどのように影響を与えるのかをご紹介します。

カリスマ経営者たちが語る「掃除」の大切さ

経営の神様と言われているパナソニックの創業者、松下幸之助氏掃除を仕事と同じように重要なことと考えていて、「掃除を完全にするということは、一大事業である」「掃除ひとつできないような人間だったら、何もできない」という言葉まで残しています。また、イエローハットの創業者である鍵山秀三郎氏は、経営哲学である「凡事徹底」(当たり前のことを愚直に徹底して行うことで成功する)を社員に実感させるため自ら掃除を率先しはじめ、10年以上掃除を続けたと言われています。昨今では零細企業を世界企業にまで育てあげた日本電産の永守重信氏もトイレ掃除や5Sを大切にすることでよく知られて、新入社員や買収した会社の社員にまず1年間、トイレ掃除をさせ、日本電産の経営理念である「品質第一」を体で学ばし、社員に周知させているといいます。このようにカリスマと言われている経営者たちは、掃除を「会社にとって何が大切なのか」を社員へ伝えるいい材料として捉えています。掃除を大切にすることは会社経営において必要不可欠なのかもしれません。

スポンサーリンク

掃除をすることで仕事ができる人になれる!?

日本企業において大切とされている掃除をすることで、自分に身に付くことは何なのでしょうか?掃除をする本当の目的とは?

 

「気づく」力を身に付ける

掃除をただの「雑用」だと思って、「面倒だな、やりたくないけどしょうがない」という考えで行う人と掃除を「仕事」の一部と捉えて自ら考えて行っている人でどのような差がでるのでしょうか。

「雑用」と考えている人は言われた通りにしか掃除ができません。自分が言われたところ以外にゴミや汚れがあっても気がつきませんそれはそうですよね。「掃除するのは、私の仕事じゃないし、それは清掃員の仕事でしょ?」って思いながら、上司に言われたから泣く泣くやってるだけですから!一方、「仕事」として考えている人は、自分の言われたところ以外にも目を向け、「他に汚れているとこはないかな」と自ら汚れやゴミにづいて、きれいにしていきます。「よし、明日は水拭きで床を拭けば、あそこも綺麗になるかな」と創意工夫する気持ちも芽生えていきます。

目の前のゴミに気づかない人は、お客様の変化にも気づかない

仕事をしていくうえで「気づき」はとても大切な要素です。お客様のちょとした表情や言動の変化に瞬時に感じ取る力があるのとないのでは仕事での結果に雲泥の差を生みます。

例えば営業パーソンであれば、クライアントとの商談時にちょっとした会話の中から、必要なニーズに気づいて見つけ出し提案を持ちかけたり、ライバル企業の動向にいち早く気づいて策を講じることで売り上げの確保をすることができます。飲食店であれば、子供連れのお客様に気づき、すっとお子様用の椅子やお椀を準備したり、注文をしたいと思っているお客様にすぐに気づき対応したりなど、

仕事が、人と人の間で成り立つ以上、「気づき」は仕事の結果や処理能力に大きな影響を与えます。

言われたことしかできない人は俗にいう「気の利かない人」です。

「あいつ本当に気が利かないよね」と言われている人って周囲にいませんか?また自分が言われてしまったことはありませんが?こういう人は「気づく」力がないのがひとつの原因です。掃除を雑用ではなく、気づく力を養うトレーニングとして捉えて、積極的に行うようにしてみましょう!

利他の心を育てる

前述したイエローハットの創業者である鍵山秀三郎氏は人生をいい方向へ導くための心がけとして「3つの幸せ」という考え方を著書で紹介しています。

3つの幸せとは
1.してもらう幸せ
人は生まれてすぐは無力で何もできません。顔を真っ赤にして泣くことで不満を表して、親におむつを替えてもらったり、ミルクを与えてもらったりして、ニコニコの穏やかな顔になります。このように人に何かをしてもことに幸せを感じることが「してもらう」幸せ。
2.できるようになる幸せ
自分の足で立って歩けたり、ご飯も自分で食べたり、自転車に載せるようになった!鉄棒ができるようになった!など自分ができるようになることに幸せを感じることが「できるようになる」幸せ。
3.してあげる幸せ

両親にお手伝いをして褒めれたり、お友達が困っているのを助けたりして、誰かに何かをしてあげて、みんなの喜ぶ姿をみることで幸せを感じることが「してあげる」幸せ。

この「3つのしあわせ」のうちの3番目の

『してあげる幸せ』がもっとも大事だと述べています。

いつも人に何かをしてもらわないと幸せになれない人、それから、自分さえできればいいという考え方のような人では駄目で、人に「何かをしてあげる」幸せが大事だということです。

利他の心とはまさに、人に何かをしてあげるということですよね。

掃除をしていくと初めは綺麗になると「自分がスッキリして気持ちいいから」と自分のためにしていくことになりますが、毎日繰り返ししていき「気づく」力が養われていくと、「みんなが使うトイレも綺麗にしたらみんな気持ちよくなれるかも」と自分だけから他人へも意識が広がるようになり、人のために何かをしてあげよう!という利他の心が育っていきます。

利他の心は仕事の考え方の基本です。自社だけよければいい。自分さえ生活できればいいと考えている人に仕事を頼みたいと思いますか?

モノやサービスを提供し、人のために役に立つことで見返りとしてお金を頂く。これがすべての仕事の役割・目的だと思います。

掃除で人生を輝かせよう!

 

掃除をすることが仕事ができる人の「マインドセット」を身に付けるのに、いかに大切かをご紹介しました。掃除はだれでも簡単にできること。だからこそ、奥が深い!

よく会社の良し悪しは「トイレ」を見ればわかると言われていますよね。トイレは特に汚れが目立つところだから、それに気づかないような会社が行うサービスは自社ご都合主義で「お客様第一主義」なものではなく、よくないということでしょうか。

そういえば、ひと昔前にも流行った、シンガーソングライター植村花菜さんの「トイレの神様」という歌でもトイレ掃除の大切さが歌われていましたね!

まずは、会社や自宅のトイレ掃除を始めてみませんか?続けることできっと人生も輝きだし、いい方に転がるはず!もう気の利かないやつだ!なんて思われないためにもぜひ!

スポンサーリンク