
25日夕方、千葉市の空が「紫色」になったとネットがざわつきました!
もとはTwitterでの投稿が元で拡散していったようですね!その投稿がこちら!
千葉市の空が紫色なのだがw
夜なのに明らかに明るい。
紫の照明を使ってるところなんてないし怖ww pic.twitter.com/vIbHs0DROR— きみちゃん (@Kimichan398) November 25, 2020
確かにすごい・・気持ち悪いですよね・・
WEB上では、「リアルフォートナイト?」「大地震の前兆?」などたくさんの意見が続出!
結果的には、なんとトマト農園で栽培で使っているLEDが雲に反射して広がったことが判明!
原因もわかり一安心となったのですが。。このトマト農園って一体どこなんでしょうか?栽培でLEDを使う?って一体どうゆうこと?あれだけ空を染めるLEDライトって人体に無害なんでしょうか??
気になったのでいろいろ調べてみました!
目次
空を紫色に染めたトマト農園はどこ?
原因は分かりましたが、このトマト農園は一体どこなんでしょうか??
記事を見てみると、
株式会社OSMIC・鈴木正人さん「わたしたちでミニトマトを栽培してる。日照時間を補うために、LEDライトで補光している。甘いトマトを作るために必要だし、成長を促進させるためにも必要」
思いっきり社名が入ってました!『株式会社OSMIC』農業ビジネスをしている会社のようです。
本社は都内・・でも今回の話題となったのは千葉市。。さらに調べてみると、
トマト農園は『株式会社オスミックアグリ千葉』として千葉市緑区の別会社で運営しているようです!
場所はこちら!千葉県千葉市緑区平川町2303番地
見た目はこんな感じ↓
ビニールハウスが並んでいる感じですね!千葉の田舎では普通によくある風景です。
外観からでは原因となったLEDライトの様子はわかりませんね。。
トマトの栽培でなぜLEDライト??
そもそもトマトの栽培でなぜLEDライト??って思いませんか??
先述の株式会社OSMICの鈴木さんのお話だと甘いトマトを作るにはどうしても必要なことみたいですが。。
少し調べてみます!
LEDで栽培ができるのはなぜ??
植物の成長には「光合成」が必要ですよね。光合成は葉っぱに太陽光を受けることで行われる働きなので、日光が当たらないところでは育ちが悪くなります。
調べると、LEDはこの太陽光の代わりにどうやらなるみたいです。
光合成に使われるのは「青」と「赤」の光
光合成をするのに必要な太陽光は見ることができる光(可視光線)と見ることのできない光(不可視光線)の
2種類が含まれています。可視光線の波長の違いで人は「色」として認識しているんですね!
波長が長いほうから短くなるにつれ赤→橙→黄→緑→青→藍→紫、という具合に異なる色として見えます
これ空にかかる「虹」をイメージしてもらうと分かると思います。
その光の中で、光合成の必要なのは「青」と「赤」の2つとされています。
それ以外は吸収しないんです!
葉っぱは、中間の黄色や緑の光をあまり吸収しないので緑色に見えるんです!
LEDなら必要な光を効率よく当てられる!
農作物は自然の恵み。栄養素も多く私たちにとってとても大切な栄養源です。
ただ従来の農業のやり方だとどうしても天候に左右されてしまい、収穫量だけでなく味にも大きな波が出来てしまいます。農業を営む人が少なくなっていく原因の一つがこの不安定な点が上がれますよね。。
実はLEDを太陽光の代わりにすることで、必要な光を効率的に当てられるみたいなんでです。
というのは、LEDはボタン一つでライトの色を変えることができるため、
光合成に必要な「青」「赤」の2つの光を必要な分だけいつでもあてることができるからなんですね!
農業にもテクノロジーの力が活かされているんですね~!
LEDで栽培するメリットは??
野菜をLEDで栽培するメリットとはいったいどんなものがあるのでしょうか??
- 成長が早くなる
LEDを使うと光合成に必要な一定の光を効率よく継続して当てることができるので、天候や日当たりに影響されやすい屋外での栽培と比較して野菜の育ちがよく、早く収穫できる! - 栄養価が高く、おいしくなる
よく「旬の野菜は、栄養価が高いし、うまい!」と言われますよね?「旬」とは野菜にとって一番育ちやすい環境になっている時期。LEDで効率的に常に「旬」の状態にできるから、野菜の栄養も高い!! - 害虫や病気のリスクが低い
屋内栽培なので害虫や病気のリスクが少ない!ということは必然的に農薬も使わないので安心ってことにもなります -
ランニングコストが低い
LEDは省電力!さらには農薬も不要で労力もかからないのでランニングコストが安い!つまり安く提供できる! - 収穫量が安定している
日照不足など自然現象に左右されずに常に一定した収穫量が見込める!
凄いメリットだらけ!!ということは、私たち消費者は
「いつでも栄養ある美味しい野菜を安く買える!」ってことになりますね!
もしかしたら、将来的には会社(ビニールハウス)に通う「農業サラリーマン」という概念が生まれてくるかもしれませんね・・
LEDって人体に影響は??無害なの??
LEDを使う栽培がかなりメリットがあることは分かりましたが、あれだけ空を染めるような光・・
人体に影響ってないのでしょうか・・
これについては株式会社OSMICのWEBで以下のような情報をリリースしてます。
オスミックハウスで使用しているLEDライトは、トマトの栽培を促進させるための補光としての役割を担っております。
赤と青の2色で作られており、紫色に見えているため、紫外線と思われる方もおりますが、紫外線ではなく、人体に影響はございませんのでご安心ください。
なるほど、確かに「紫」ってことから「紫外線」を思い浮かんでしまいますよね・・・
これにはおそらくブラックライトや「日焼けマシーン」の色のイメージが影響しているんだと思いますが・・
紫外線は目には見えません。(不可視光線ってやつです!)
ブラックライトや日焼けマシーンは人工的に紫外線に近い光線を作り出しているので見えるんですね!
LEDはそもそも紫外線をほとんど発生させない
有害とされている紫外線ですが、そもそもLEDが発する光には「紫外線」はほぼ含まれていません。
実は、よく使われている蛍光灯は発光する時に「紫外線」が放出されています。
その証拠?として、昔、夏によく自動販売機に虫が群がっているのを見ましたよね?
紫外線には虫を誘因する作用があるためらしいです。
今はLEDを使われることが多くなってきて、虫も寄ってこない?みたいですね!
話題のブルーライトは??
ではでは、よく耳にするブルーライトはどうなんでしょうか??
LEDが発する光には蛍光灯と比べて青色波長の成分が多く含まれており、これが近年取沙汰されているブルーライトです。長時間浴び続けると、「眼精疲労」や「自律神経の乱れによるホルモンバランス異常」等を引き起こす可能性がある事が分かっています。
ただこれも調べると、長時間ずっとブルーライトを見たりしない限り影響はないようです。
結論:LEDは紫外線が含まれておらず、ブルーライトもずっと目に当ててないからほぼ無害!よって、今回の紫の光は全く問題ない!
まとめ
今回は千葉市で空を紫色に染めたトマト農園の場所、LED栽培についてのこと、さらにはあの光は人体に影響はないのか?を検証しました!あの光が美味しいトマトを作るのに役に立っているとは。。あまり想像がつかなかったです!一部では、「キレイな色だ」と評する人もいたようですから、いつもと違う空の色を楽しむのもいいかもしれませんね!ちなみにあの光も気象条件が整わないと見られないようですし
(条件は以下↓)
フジテレビ・三井気象予報士は、25日は千葉市でも雨が降り、地上と雲が近かったため、何らかの光が反射したのではないかと推測する。
貴重といえば貴重ってことなんでしょうか???