コロナ医療崩壊の原因は感染症分類?病院の経営体質?問題点を詳しく解説!
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新型コロナウィルス拡大による各地で医療崩壊の声が高まっています。ただ一方で日本が世界一の病床数を誇り、死者や感染患者数も欧米諸国に比べても少ないのになぜ、医療崩壊してしまうの?との疑問も聞こえてきます。一体どういうことなのでしょうか??原因について詳しくまとめてみました。

日本の病床数は『世界一』なのに・・

日本の病床数は世界各国に比べて、人口当たりの病床数が多いことが知られています。
具体的には日本の病床は全体で約160万床あり、日本の人口1000人当たり病床数は13.1(2017年)に対してOECD加盟国平均の4.7と大幅に上回っています。さらにはCT(コンピューター断層撮影法)やMRI(磁気共鳴画像)の機器も多いことがよく知られています。なのに!コロナ禍が始まった時点では、
感染症病床は全国にわずか2000床しか存在しなかった・・
何か根本的な問題があるに違いないですね・・

日本の死者数や感染者数は少ない!?

2020年12月現在の日本のコロナ感染者数は204,350人でうち死者数は3012人
となっています。
世界各地に比べてみると、桁違いに少ないです。実際に世界のワースト10を見てみると、
こんな感じです。感染者数でみるとアメリカの約90分の1、イギリスの約10分の1 死者数で見るとアメリカの約100分の1、イギリスの約30分の1となります。アメリカの人口が日本の約3倍ですから、アメリカの感染者数は突出していると言えますが。。。日本は諸外国に比べると感染者数も死者数もかなり少ないのがわかります

日本で医療崩壊の危機になっているのはなぜなのか?

このようにデータを冷静見てみると、なぜ日本が医療崩壊の危機になってしまうのか
わからなくなってきます。
病床は世界一の数を誇り、感染者数も少ない。。なら、問題ないはずでは??と思いますよね。
もしこの状態で日本が本当に危機なら、諸外国はすでに医療崩壊しているはず。
何か理由がありそうですね!考えられる原因をまとめてみます。

指定感染症分類が原因?

この医療危機問題に対して、全国保健所長会から厚生労働省に「指定感染症という縛りをやめてはどうか」という提言が出ているといいます。現在日本では新型コロナウィルスは指定感染症とされ、2類相当、一部1類ということで運用されています。一体これがどういうことなのか??一覧を見てみると、
こんな感じです。かなり厳しいですよね。。
1類のエボラ出血熱の致死率は平均50%〜最大で90%、2類のMERSの致死率は35%、SARS致死率は14~15%(65歳以上では50%以上)とされていますが、この恐ろしいウィルスと同じ扱いをしているということになります。
というより、一覧表をみるとわかりますが、それ以上です。
新型コロナウィルスの致死率は約1.5%と現在かなり低いです。。
ちなみに5類に分類されているインフルエンザは毎年1万人が亡くなっていて、致死率だけを考えると日本でも昔、不治の病とされた『結核』が1.7%(年間感染者数約2000人)と言われています。
インフルエンザも結核も特効薬があり治療法が確立されているにも関わらずです!!
このようにデータを冷静に見ると新型コロナウイルスに過剰な対応しているのでは??と感じてしまいますよね。だって、エボラ出血熱と同じ扱いですよ!

感染症分類と医療体制

新型コロナウィルスが感染症分類がⅠ・Ⅱ類相当でかなり過剰なのでは??ということでしたが、
この分類が医療体制にどのような影響をあたえるのでしょうか?
指定感染症の患者は基本的には国が指定した病院にしか入院できません。
(例えば医療崩壊が近いと騒がれている大阪府では500の入院可能な病院のうち、コロナ患者を受け入れているのが70でした)
さらには、基本的に民間病院では取り扱いができません。
欧州の病院の大半は公立7~8割、民間が3割と言われていますが、日本は真逆で民間が7~8割、公立2~3割と言われているため、全体数がかなり少ない!
またエボラ出血熱と同じ扱いですから、医者・看護師たちは防護服を着て対応するなど法律で決まっている感染症予防対策も必須になります。

感染症分類を下げるべきでは?

このようにみると単純に感染症分類をインフルエンザ並みの5類にすればいいのでは?と思いますよね。
先述したように致死率を考えても、過剰すぎる感じがします。

コロナの軽、中症病棟の看護師さんが言ってた。殆どが風邪程度、やって酸素吸入。普段なら帰って寝てて下さい。程度の患者を殆ど隔離の為に病床、病棟を割いてる。重症患者も年齢に合わない程手厚い医療を施してる。他の疾患ならやらない事を。
コロナ患者だからって。
これが医療や人材のひっ迫を招いてると

この情報が本当かどうかはわかりませんが、もし事実だとすると。。医療崩壊危機は感染症分類のせいでは?と強く思います。インフルエンザ並みにどの病院でもある程度、対応できるようにすれば世界一の病床数がある日本で医療崩壊は起きる可能性はないのでは??と思いますが。。いかがでしょうか??

もうひとつ『わかりやすい例え』があったので紹介します。その通り!と思います。

駐車違反を検挙するのに、「反撃してくる可能性もゼロではない」
といって毎回重装備の機動隊の出動を義務付ければ、警察崩壊を起こすでしょう。
今の政府のコロナ対応は、これと同じことが起きている

当初は未知のウィルスだから最大限の警戒をする意味でエボラや結核レベルの指定感染症第2類相当にしたのは正しいといえます。が、ただ、もうすぐ1年。すでにワクチンの開発までできて、まったくの未知ではないのに当初から変わらず指定感染症はどうなんでしょうか??

ちなみにエボラ出血熱並みの超危険なウィルスの検体を郵送で送って検査するって。。これだけ考えてもあり得ない気もしますよね。。

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医療崩壊は病院の経営体質も原因?

感染症分類が現在医療危機のひとつの原因なのでは?と考えてみました。さらに、いろいろ調べると実はもっと深いところにも原因があるようです。

病院は『埋まってなんぼ』の経営体質

病院の経営は病室を「埋まってなんぼ」と言われているようで、病院が「集患」に努めて満床を目指すというのは、医療業界では当たり前のことみたいです。簡単に言えば、入院患者で病院を満員にすれば儲かる!ってことですね。

日本は慢性期病床とか精神科病床が多いと言われているのも納得ですね。。
少しでもリスクの低い病状の落ち着いた高齢者の慢性疾患患者や精神疾患患者だけを診療し、病床を埋めて多額の診療報酬を得るというビジネスが成り立っているということでしょうか・・

このような経営をするのがセオリーだとすると、病床が足らなくなるのは分かる気がします。
コロナ患者を受け入れてしまうと院内感染を防ぐため、当然現在入院している患者を転院させる必要が出てきます。
となると、当然病床に空きがでますので、儲からなくなってしまう!ということになりますから。

実際にコロナ患者を受け入れた病院の6割が赤字になっていると言われています。

コロナ患者を受け入れる→一般病棟を閉鎖する(転院させる)→病床にあまりが出て儲からない
さらには風評被害で外来患者が激減→儲からない とWパンチを食らっていると言えます

懸命にコロナと戦っているところが儲からない、、コロナ患者を受け入れない病院が病床を満たして儲けている、、
なんとも言えません!一刻も早く最前線にこそ税金を投入されるべきだと思います。

そうでもしないと医療崩壊の危機は脱せないのでは?と感じます。
儲からないのに、面倒で大変な仕事をする勇気が皆さんにあります??

まとめ

今回は日本の医療崩壊の危機について原因を考えてみました。結論としては少し過剰と言える「感染症分類」とコロナ患者を受け入れないほうが儲かるという現在の病院の経営体質が主な原因に感じます。もう使命感だけでは医師も看護師も持ちません・・政府には抜本的な改革を求めるのと同時に個人個人は、感染予防に努めることが大切なことだと思います。GOTOにしろ、簡単に中止だ!というのも自分に直接影響がないから。
『個人で飲食店を営んでいる人は?旅行関連の企業は?観光客を相手にしている地元の店舗の方は?』と想像し、どうすべきかを考える必要があるのでは?と思いますね!コロナ渦といえど、日本の大半の方がサラリーマンですので給料が極端に下がった方は一部で、どこか所詮他人事という感じがある気がします。
医療崩壊についても同じことが言えます。国難と言える現在をどう乗り越えるか?政府が悪い!○○会が悪い!と批判ばかりをせずにもっと前向きに考えるようにしていきたいですね!

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