
ファミリーマートのお惣菜「お母さん食堂」のネーミングについて、誰もが「料理をするのはお母さん」という印象を与え、女性=家事・育児という固定観念を払拭する妨げになっている。今は男性も家事育児をする人が増えているのに、これでは男女双方にとって生きやすい社会にならないと兵庫、京都、岡山の女子高校生がこの名前を変えたいと異議を申し建ててオンライン署名を呼びかけているのがニュースになっています。署名活動に協力しているガールスカウト日本連盟(東京)によると、この高校生たちは2019年夏、同連盟のジェンダー平等について考えるプログラムに参加したのを機に、この署名活動を開始したとのことですが。。。WEB上では非難が殺到し炎上騒ぎに!!一体何が問題なのかをまとめてみたいと思います。
性別によって役割を決めつけない社会を作りたいと思い、活動しています。ファミリーマートの「お母さん食堂」の名前を変えたい!私たちの活動をご賛同、拡散よろしくお願いします!#ジェンダー #お母さん食堂
署名サイトはこちらから https://t.co/lgVvNir3HV— 食堂プロジェクト (@shokudo_pr) December 24, 2020
目次
「お母さん食堂」が問題とされているのはなぜ?
まず、この「お母さん食堂」のネーミングがなぜジェンダー問題となるのか?
署名をしている女子高生の主張をまとめてみると、
単純にご飯を作るのは「お母さん」だけじゃないでしょ?だから「お母さん」って表現っておかしくない?それって女性差別です!そんな差別を助長する可能性のある商品名を変えてほしいです!
めちゃ簡単にまとめるとこんな感じですね。いわゆる女性差別問題として女子高生たちが一石を投じたようです。
ファミマの「お母さん食堂」のコンセプトとは??
そもそもファミリーマートの「お母さん食堂」の商品コンセプトはどういうものなのか?
こんな感じです。見てわかるようにお母さんというより「おふくろ」って意味合いでネーミングを作りブランディングしている
ようですね!
さらには女子高生たちが主張する女性差別というではなくむしろ、働く女性を応援することがコンセプトのようです。
ファミマの方が一枚上手?CMも香取慎吾を使用
まるでこのようなジェンダー問題が起こるリスクを感じていたかようにお母さん食堂のイメージキャラクターは
女性ではなく男性の香取慎吾さんが出演。
香取慎吾さんが自分の母の手料理だと思って食べてたら、実はファミマのお惣菜だったというオチのCMでしたが、
ファミマ広告史上最高の高感度順位を記録したようです。
もともと香取さんがファミマのCMに出演していて、その流れでシリーズ化し、お母さん食堂のコンセプトにあわせて「お母さん」姿に扮したのですが、
実は裏テーマがあるんですよね!というのが、香取さんが2000年にフジテレビ系バラエティ『サタ☆スマ』内で扮するキャラクター「慎吾ママ」!
「おっはー」との挨拶をする元気なママのキャラで香取さんが忙しいママに変わって豪華は朝ご飯を作るって企画でした。当時大人気のキャラでCDデビューもし『慎吾ママのおはロック』は、当時オリコン1位を獲得!累計130万枚のミリオンセールを達成しました。
このエネルギッシュの慎吾「ママ」が18年経って温かみのあるハートフルな「母」となって帰ってきたというのが裏テーマで、慎吾ママを知っている世代にはどこか懐かしい感じを与えているんですよね!
『お母さん=女性』として単純に女性タレントを使わず男性タレントを起用することで今回のようなジェンダー問題をうまく回避する狙いもあったのかもしれません。これについては当初はこんな騒動が想像できていたかは不明ではありますが。。
追記:すでに「慎吾ママ」もフェミニストから異議を受けていたようです!
ファミマの「お母さん食堂」を叩いてる連中は、慎吾ママを知らないのか!🤬💢
↑【現実】
あの人達は慎吾ママの時からキレてました pic.twitter.com/yWj0DPcsfK— kouei 🍠 (@kouei_sy521) December 28, 2020
この時代にはまたSNSがなかったですから、もしあったらこれももっと話題になったかもしれませんね・・
お母さん食堂はノスタルジー?
果たして今回の「お母さん」食堂は本当に彼女たちが指摘するようなジェンダー問題につながっているのでしょうか??
先程、ファミマのコンセプトも見てみましたが、どちらかというと働く女性を応援するという意味が込めれていて、
昔懐かしいおふくろの味というイメージをもたせたかったのでは?と感じます。
つまり「お母さん」っていうのは役割であって性別は別に関係ないといってもいいですね。
どちらかというと「形容詞」に近いかもしれません
例えば、港町などによく漁師の「お母さん」食堂みたいなお店が多くありますよね!そのネーミングだけでも観光客は「美味しそう・地元の人が作っているから安全」と思うってことありませんか??そしてそんなお店がすごく繁盛していて女性を雇い商売をしていたりする・・
これなんかは「お母さん」という表現がむしろ、プラスに働いているいい例です。
わかりやすく言えば、商品名の「お母さん」は昭和の時代のお母さん像なのかもしれませんね~三丁目の夕日って感じでしょうか?
いわゆるノスタリジー表現を商品PRに使ったっていうのが真実なのではないでしょうか??
今回の異議はただの言葉狩り??
ファミマの「お母さん」食堂はジェンダー問題とは関係なく、ノスタルジックなイメージとして使っている言葉なのではと個人的には感じます。
そのように捉えると今回の異議はどこか言葉狩りのような怖さを感じてしまうのは私だけでしょうか??
もし「お母さん食堂」が女性を差別してる!とされてしまった場合、じゃあ、これは?というものが実はかなりあります。
カントリーマアム マ・マーのパスタ ミルキーはママの味 ステラおばさんのクッキー ビアードパパのシュークリーム 男前豆腐
これらはどうなの?ってなりますよね・・
さらには極めつけは、「お母さん食堂がダメなら、 そもそもファミリーマートって名前もダメだろ! ファミリー以外来るなって事か!ってクレーム入れてくるのでは?」って意見もWEB上では上がってました!こうなってくるといろいろありすぎて逆に混乱してしまいますよね・・
それぞれお母さん食堂のように商品を良くしよう!と前向きにアピールするために使っている表現と考えると、言葉そのものにただ囚われている「言葉狩り」なのでは?とつい感じてしまいます。
WEB上は異議に対して大炎上!
このファミマの「お母さん食堂」に対する異議についてWEB上で非難が殺到!大炎上しています。世間の声をいくつかご紹介します
#お母さん食堂 ってさ
お母さんの家事の負担を減らせる位
味に自身のあるチルド食品なんでしょ?親のスネ齧ってる高校生の身で
それを辞めろとは片腹痛いんだけど— 名無しの政治将校@自衛隊イベント禁断症状発症 (@bandainokairai1) December 27, 2020
じゃ、おふくろの味も変えないといけないし、母親の味っていうのも変えないといけないね!#お母さん食堂 #ファミマhttps://t.co/a4hIF8rcOY
— ピョン・ソルソン(변설성)×통일희망 (@ByeonSeolseong9) December 28, 2020
お母さんが食堂やったらあかんのか?
別にだれも、「共働きだけどご飯作るのはお母さんの仕事だからお母さん食堂です」なんて言ってなくね?#お母さん食堂 pic.twitter.com/n5HF06w3Me
— ゆきとのほぼ病み垢 固ツイ確認よろしく (@yuki_noko15) December 27, 2020
お母さん食堂は「お袋の味」を想起させそれを売りにしています。
何故それを男女差別と捉え名称を変えさせるのでしょう。
男尊女卑は問題ですが、その名称を変えたところで何も得られませんよ?
しかも対案すら出さず一方的に変えろとは身勝手が過ぎますよ。#お母さん食堂 https://t.co/HTkxwi8Wu9— ℝ☃️(元なます) (@namasudayo) December 28, 2020
この他にも、多くの批判が殺到!!
- 人に意見や訂正を求める時、自分の意見とさらに提案も必要だと思うんだが、その提案が抜けてる。
- なんつーか。 「お母さん」という言葉の中から「優しさ」「温かさ」「懐かしさ」とかすっ飛ばして「女である」ってことしか拾えないんだろうなぁ。 まじで可哀想。 だって本当に意味わかんないでしょこの主張
- 慎吾がCMキャラクターに起用された意味を考えてほしいなあ。 ところで、Eテレの「おかあさんといっしょ」についてはどう思ってるのかしら。
- いや、お母さん食堂はノスタルジーと購入意欲のシナジーで安心感や親しみが目的だから慎吾ママが和装なんだろ。 つまり別に性的な役割を強制してないが強制を招くと決めつけてる。 名称の言葉狩りは過激化です
- 女子高生? 大丈夫? お母さんが家事をする?うーん、お母さんには優しく包み込むイメージがあるからな。 それでつけたんじゃないの? 最近言葉狩りをするフェミニストが多いね。 くだらないから、止めな。 同じ女性でも賛同できない。
かなりきつい意見が多いですよね・・皆さんの意見は一致していて言葉尻だけに囚われるのはだめ!ってことでしょうか。意見にあったEテレの「おかあさんといっしょ」はどうなの?はちょっと不覚にも笑ってしまいましたが。。
女子高生が所属しているガールスカウト日本連盟とは?
今回のお母さん食堂の異議騒動の女子高生たちがジェンダーについて学んだという「ガールスカウト」日本連盟という団体。
ガールズスカウトって??ボーイスカウトなら聞いたことあるけどって方が多いと思います。
そんな方はまずは以下を御覧ください
基本的にはガールスカウトもボーイスカウトもやってることは一緒で、「社会に役立つ子供の育成を目的として様々な活動」をしているってことですね。具体的にはアウトドア活動(キャンプ・ハイキング)、地域のイベントへの参加、奉仕活動(募金や町のゴミ拾い)って感じでしょうか。
ただし、1点だけ大きな違いがあります。それがガールスカウトは男性は参加できない!女性だけ!ってことです(指導者も含めて)
完全に女性だけで構成されているってことですね。って。。これって男性差別では??
WEB上でも
お母さん食堂の名称に難癖つけてるのがガールスカウトって草
そっちの名称は変えなくていいのかな?— あくぽすと (@aaccpostt39810) December 28, 2020
ファミマの「お母さん食堂」ガールスカウト日本連盟の女子高生、名称変更の署名活動
まずは「ガールスカウト」の名称変更が先
「スカウト日本連盟」で— 経済的自由を求めて (@mosukosimigi) December 28, 2020
知らなかったけど、ボーイスカウトは男女入れてガールスカウトは女のみなだね➰
よくそれでお母さん食堂に噛みつけるな
まずガールスカウトも男女OKにする署名運動から始めなよ— ひめひめ (@princess30ringo) December 28, 2020
こんな声がかなり上がっています。女性だけで構成されていることもあり、どちらかというと健全な育成というよりはジェンダー色が強いって可能性も否定できないですね・・
実は異議を唱えたのは女子高生ではない?
さらに調べてみると、実は今回の異議は女子高生のものではないのでは??という情報も発見!
つまり
「竹下郁子↔️食堂プロジェクトの助詞高校生3人↔️ガールスカウト日本連盟」
が繋がっていたと。
食堂プロジェクトの女子高校生の黒幕がガールスカウト日本連盟で、その提灯記事を書いたのが竹下郁子。#ファミリーマート#お母さん食堂— チョックリー(sait) (@cyokuri) December 28, 2020
確かに記事を見てみると、どちらかというと女子高生たちというよりも
ガールスカウト連盟が異議を唱えているふうにも感じますよね。。
もしそうだとすると子供を利用するやり方はどうなんでしょうか・・こんなことをすれば、批判的な意見が子供達に向かうのは目に見えていますし、現に女子高生たちが炎上してます。子供達が傷つくことが「健全な育成する」のに必要なこととは思えません。。少し悲しいですよね・・
ちなみにこの竹下郁子記者を検索すると「炎上」との関連ワードが出てきます。

実はたびたび問題発言をしているようですね。。
この編集者の名前で検索すると
炎上商法なの?ってくらい
偏った記事しか書いてない非常に低レベルな記者だと言うことが
わかりますこんな人相手にしてるだけ
時間のムダだった。笑#道路族 #捏造記事— niki*s@道路族専用 (@nikis13695032_s) November 6, 2019
う~ん、事実はわかりませんが、もし本当だとすると女子高生の真っ直ぐな気持ちを大人が利用しているってことになりますよね。
まとめ
今回はお母さん食堂のネーミングに女子高生が異議を唱えていることがWEB上で炎上していることについてまとめてみました。
女子高生たちが自分たちの主義主張を述べるのは決して間違っていることとは思いません。ただ物事を一方的に捉えてしまうと今回のような少し誤った捉え方として世間に見られてしまいますよね。正論は皆さんにちゃんと伝わってこそ正論となるのではないかと思います。
男女平等を本当に実現するのであれば、お互いの違いを理解しながら認め合う姿勢が絶対に必要なのではないかと思いますよね!