運動神経は遺伝しない
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「運動が得意な子になってほしい」
「運動会のかけっこでいつも1等賞!」

このように願うパパママは多いのではないでしょうか。
でも両親ともに運動神経があまりよくないから・・・・・・運動神経がいい・悪いは果たして本当に遺伝するのでしょうか。実は、運動能力が高くなる可能性は子供であれば誰でも持っているというのをご存じでしょうか?今回は子供が運動能力を少しでも高める方法をご紹介いたします。

運動神経は遺伝しない

そもそも、運動神経とは何のこと?

運動神経とは脳の信号を筋肉に伝えて動かす神経のこと。これは誰にでもあるもので神経のスピードの差など優劣はないといわれています。俗にいう運動神経がいいというのは運動能力が高いということで、自分の体を思うように(イメージ通りに)動かせる人を運動神経がいいと呼び、頭ではわかっていても動きに落とし込めない人を運動神経が悪い(または鈍い)と呼ばれることが多いです。

歩いたり座ったり、ゲームをしたり、食べ物を箸でつかんで口に運んだりできるということは運動神経自体には全く問題はないということ。生まれつき運動神経の差はない!つまり遺伝は全く関係ないといえます。

運動神経は、刺激すればするほど発達し、思うように体が動かせるようになっていきます。鍛えれば鍛えるほど、スペックが上がっていくということ!だから、運動能力の差は先天的なものでなく、後天的に身につけることだといえます。端的に言うのであれば、運動をしていたかいなかったかが、優越の差になる!ということですね。

「運動神経が悪いのは遺伝のせいだ」
「俺も走るのが遅いから、わが子も」 
「どうせ、私も運動音痴だし」

と思い込んでいるパパママ!それは全くの間違いです!子供の可能性は無限大!あきめないでどうしたら運動能力が高めることができるのか一緒に考えてみませんか?

なぜ、運動神経は遺伝すると思われるのか

運動神経が遺伝すると思われている理由とは何でしょうか?
運動が苦手なパパママは、子供と一緒に外で体を動かす遊びはしない傾向にあります。そのため、子供も必然的に体を動かす機会が少ないため、運動神経が鍛えられにくく、運動が苦手になっていく・・
それで「自分に似ている」と勘違いしてしまい、遺伝するという俗説が広まっているのか思います。

「俺も運動苦手だから・・お前も似たんだよ」

大人にとっては何気ない一言でも子供には大きな影響を与えることがあります。
よく「言霊」っていいますよね。あれって本当にあると私は思っています。上記のように言われた子供は

「パパに似たんじゃどうせ、僕もだめだな」

とマイナス感情へ流れていきます。子供の可能性を潰してしまっている可能性はないか再度ちゃんと考えてみてもいいかもしれませんね。

運動しよう

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外遊びが好きな子は運動もできる!?

では、子供の運動能力を上げるには実際どうすればいいのでしょうか??

運動能力を高めるには「8歳」までの経験が大切

運動能力を高めるには「時期」が大切!といわれています。

人は成長ともに神経細胞をつなげてシナプスを形成し、発達させることで脳から体への情報伝達ができるようになっていきます。この神経系統の完成は実はかなり早く6歳でほぼ8割完成し、8歳が最も動作取得のスピードが高いといわれています(ちなみに12歳で神経系統は完成します)動作取得、つまり自分が思うように体を動かすようになることを一番、身につけやすい8歳ごろまでにいかに多くの運動をするかが大切ということになります。

「外遊び」を通してさまざまな動きを経験する

運動能力を高めるために、子供を幼いうちからスポーツ教室に入れたり、
スイミングに通わせたり経験を積ませよう!と習い事をたくさんすればOK??
幼いときの習い事は大人がこうしてほしいという一種のエゴによって子供にさせていることが多いのではないでしょうか?実は、子供はあまり乗り気じゃない。。
私個人のことを振り返っても、幼い時の習い事ってあまり身についていないことって多いww
もちろん習い事も効果が0ではありませんが、

子供にとって最も効果的なのは実は外遊びと言われています。

子供は遊ぶのがお仕事!遊びは運動能力も育てる大事なファクターです。

私たちが体を動かした経験や感覚は小脳というメモリーに「パターン」としてインプットしていきます。インプットしたパターンが多ければ多いほど、司令塔である大脳から運動の指令がでたときに、より適切に筋肉に情報を伝え、自分が頭で考えたとおりに体を動かすことができるようになります。動きの引き出しが多いとさまざまな動きができるということですね!
人間の基礎動作のパターンはなんと80~100種類に分けられているといわれていますが、実は、これは、外遊びをすることですべて身につけられるといわれいます。

例えば、鬼ごっこをするときは、走って追いかける、相手の動きを予想して方向を変えバランスとる、つかまらないようにスピードを上げたり下げたり、などあらゆる動きがをします。
自然の中で遊ぶ場合は、平らでない坂道を登ったり下りたり、木をつかんで離す、しゃがんで虫を見つけて捕まえる、石を投げるなどここでは書ききれないほど様々な動きを体験させることができます。しかも子供は遊びで楽しみながらなので、より効率的に体を動かした経験がメモリーにインプットされていきます。
外遊びの経験を増やすことが、子供の運動能力を高める一番の近道といえますね!

我が家は、自然に囲まれたところで暮らしており、プレーパーク(NPOが提供している自然の中の子供の遊び場)に2歳から通ってます。森の中で坂道を走り回ったり薪を集めて焚火をしたり、泥だらけになって楽しそうに遊んでます。その笑顔が楽しそうで本当にかわいい!周りのお友達もみんな目を輝かして遊んでいるのがとても印象的です。そんなわが子、6歳の今ではかけっこも早く、運動は何をやらせてもすぐにできるようになります。また体幹がいいのかほとんど転びません。ちなみに私は運動はあまり・・というタイプ。(妻も普通?という感じ)自然の中の体験が大きかったのかなと考えています。

アスリートも注目!
自然の中で走るトレーニングをする「トレイルランニング」は現役のアスリートにも取り入れられています。自然の中は運動能力を鍛えるのにいいという証拠!?といえるかもしれませんね!

自然が織りなす天然のアスレチックはお金もかからず、最高の運動教室ですね!

親子でおもいっきり外遊びを楽しもう!

自然の中で外遊びしよう

運動神経は遺伝ではなく、鍛えることで高められること説明してきました。

体を動かす経験を作るにはまずパパママがきっかけを作ってあげることが大切です。

「散歩にいってみよう」
「ドングリを拾いにいこう」
「紙飛行機を作って外でとばしてみよう」

 など子供の個性にあわせて外に連れ出してみるのがいいか思います。あくまでも強制的ではなく、自発的に外に行くように促すのがポイントです。外って楽しいって思ってもらえるような環境づくりをしてあげるのがいいかもしれませんね。それとパパママが楽しむことが一番大切です。子供にとって運動がうまい、下手はあまり関係ないです。大好きなパパママが楽しそうにしている姿を見て子供も楽しいと感じてくれるんだと思います。

まずは、家族で公園にお弁当をもって、お散歩にでも出かけてみませんか?

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