寝る子は育つ
スポンサーリンク

「寝る子は育つ」は日本で古来からあることわざのひとつです。

睡眠は子供の発育において大事な要素であることは今も昔も同じこと。

現在、子供の睡眠不足がよくニュースに取り上げられています。
仕事帰りにコンビニに行くと幼い子が親と一緒に買い物をしている場面など出くわすことありませんか??
「え?もう22時だけど??だいじょうぶなのかな?」
2017年に「睡眠負債」という言葉が流行語大賞にノミネートされました。睡眠負債とは日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、脳や体に悪影響を与えることを表しています。この睡眠負債はなんと赤ちゃんの時から蓄積されていくとのこと!怖いですよね・・

今回は睡眠が子供の成長にいかに大切かを考えてみたいと思います。

「寝る子は育つ」は本当!?睡眠と成長ホルモンの関係とは

「寝る子は育つ」

このことわざには科学的根拠はあるのでしょうか?

人は寝ているときに「成長ホルモン」が分泌されます。この成長ホルモンは骨格の発達や細胞の新陳代謝を促し子供の発育に大きな影響を及ぼします。眠りには深い眠りのノンレム睡眠浅い眠りのレム睡眠があり、この2つの睡眠を繰り返しひとつのサイクルを作っています。(これは有名な話ですよね!)
このうちノンレム睡眠時に成長ホルモンが分泌が活発になると言われています。睡眠時間を多くとり、ぐっすりと深い眠りをすれば、成長ホルモンが分泌されて骨格も成長し大きくなる!
つまり「育つ」ということなんですね!→ことわざは本当だったようです!
特にホルモンの影響を強く受ける中学生までは十分に睡眠をとることが大切。
日頃からきっちりと睡眠をとれば、我が子もモデルのようなすらっとした長い手足の素敵なスタイルになれる?? あ、でもスタイルについてはほぼ8割が遺伝といわれていますので、それは難しいかもしれませんww

ちなみに睡眠不足は肥満の要因のひとつとも言われています。
睡眠不足の場合、肥満のリスクはなんと約2倍!とも!
育つとは言っても、ブクブクと肥満は困りもんですよね。

賢い子に育てるには睡眠が大切

睡眠は子供の体の成長だけでなく、脳の成長にも大きく影響をします。

脳が一日のうち、一番活発に動いている時間っていつだかご存じですか?

実は、正解は「寝ている間」

脳は寝ている間にその日にあったことや体験したことを整理し、記憶として定着させていきます。
イメージとしては、ばらばらのルーズリーフに書かれた情報を整理しファイリングし、本棚に収納していく感じです。頭の中で情報が整理されている状態だと、必要な情報がどれなのかが瞬時にわかるので情報をアウトプットできやすくなります。
昨日習った算数の計算方法や漢字はどんなんだっけ?と思い出せばすぐに出てくるっていう感じですね。
ところが睡眠不足だと情報がばらばらのルーズリーフのまま、散らかっている状態。
整理されてないので必要な情報を探し出すのも大変・・情報が結局記憶として定着しにくくなります。

オフィスに机の上に書類が山積みになっている人っていませんか?
こんな人はたいてい仕事はできません。
「あれ?あの書類どこだっけ?」ってなりますからね。効率が悪いわけです。

睡眠をする→情報の整理をする→記憶という本棚に収める(定着させる)

このサイクルを赤ちゃんの時から積み重ねることによって知識を吸収しやすい脳へ発達していきます。
本棚がどんどん増えて、広がり、図書館になっていくってイメージですかね!
子供に賢く育ってもらうには睡眠が必須条件!
いっぱい勉強して情報をインプットしても本棚が少ないとに情報を収納できませんからね!
身になりにくいというわけです。

スポンサーリンク

子供にしっかりと睡眠をとらせるには

子供の体や脳に適切な睡眠時間はどれくらいなのでしょうか?

アメリカ国立睡眠財団によると以下のようになります。

生後~3か月 4~11か月 1~2歳 3~5歳 6~13歳
14~17時間 12~15時間 11~14時間 11~13時間 9~13時間

いかがですか??結構、睡眠時間って必要なんですね

それでは睡眠時間をしっかり確保するために気を付けなければいけないことはなんでしょうか??

睡眠時間を確保するためには

1.寝かしつけのタイミングを逃さない

2.良好な睡眠環境を与える

3.生活リズムを乱さない

4.寝る前にお風呂に入る

5.寝る前にテレビやスマホはNG

1.寝かしつけのタイミングを逃さない

赤ちゃん・幼児期に深い睡眠を与えるには寝かしつけのタイミングが大切。体力の限界まで遊ばせて起こし続けてしまうと「眠いのに、寝れない」状態になり、ギャン泣き。やっと寝付いてもちょっとした物音ですぐに目を覚ましてまたギャン泣き。子育て経験のある方にはわかる「あるある」ですよね。疲れてるんだから、寝ればいいのに!って私もよく思ってましたww

実はこれは眠いのに寝かせなかったために、ストレスホルモンが分泌してしまい、正常な眠りを妨げているのが原因。日ごろから子供の様子をよく観察して「疲れてそうだな」と思ったら、静かな落ち着いたところへ移動し、すぐに寝かしつけるように心がけるといいかもしれませんね。

2.良好な睡眠環境を与える

自然に寝返りができるような寝具を用意してあげましょう。柔らかすぎても固すぎても深く寝ることができません。落下の心配などもありますのでできれば、ベッドより敷布団がオススメ!また、子供は寝ている間に汗を多くかきますので、汗を吸収しやすい素材のパジャマがGOOD!化繊生地よりもコットンなど天然素材がいいかもしれません。もちろん洗濯もこまめにすることを忘れずに。部屋は豆電球などもつけずに暗い部屋にするとより深い眠りにつきやすくなると言われています。(先に説明するメラトニンの影響)
睡眠は子供の成長にとって大切なことですので、少しこだわって快適に寝られる空間を作ってあげたいですね!

3.生活リズムを乱さない

昼間は外できっちり日光をあびて、食事時間もなるべくそろえ、同じ時間に寝るようにすると寝つきがよくなります。生活リズムを整えると「体内時計」が整うためですね!自律神経も正常に機能するので性格も穏やかになります。(イライラしたりしにくくなります)
先にも記述したように現代は大人のライフスタイルに子供を合わさせることが多い気がします。
居酒屋にベビーカーで出かけたり、遅い時間に買い物につきあわせたり。。
ぜひ子供を中心にする生活へ変えてほしい!我慢するのは大人だけでいい!
そうすることで、パパママの生活リズムも自ずと整いますので、健康的な暮らしが実現でき、
仕事や家事もテキパキこなせるようになると思いますよ!

4.寝る前にお風呂に入る

人は寝る前になると体温が下がります。下がり方の差があればあるほど深い睡眠につきますので、寝るⅠ時間くらい前までにお湯にゆっくりつかって体を芯から温めると効果的!
季節によってはシャワーだけ!という方も多いかとは思いますが、その場合は少し熱めのシャワーがオススメ!

5.寝る前にテレビやスマホはNG

夜に眠くなるのは「メラトニン」というホルモンが分泌されるから。メラトニンは暗くならないと分泌されない特性があります。寝る前にテレビやスマホの明るい画面をみるとメラトニンの分泌を妨げます。
また内容によっては、脳が興奮状態になってしまい眠りが浅くなることもあります。
わが子も戦隊ものや仮面ライダーを見てから布団に入った時には夢の中でも戦っているのか暴れて大変でしたw寝言も激しかった気がします。

まとめ

昔から言われる「寝る子は育つ」は事実だったのがわかりましたね!子供が健やかに賢く育つように親としてはしっかり眠れるようにサポートしてあげることが大切ですね。

子育てはいいことも悪いこともすぐには結果がでません。

その分、親の責任は重い。

将来的に子供が困らないように親として努めたいですね!

スポンサーリンク