飛鳥2がPCR検査結果前に出航した理由は?乗客へ呆れたとの声も
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新型コロナの感染拡大が収まらず東京を始め都心では緊急事態宣言も発令されている中、昨年に続く2度目の「自粛」ムードのGW。
その初日に耳を疑うニュースが飛び込んできました。

29日に横浜港を出港した豪華クルーズ船「飛鳥2」に、新型コロナウイルスの感染者が出たということです。「飛鳥2」が戻るとみられる横浜港から報告です。

 30日午後、豪華客船「飛鳥2」から「船内の乗客1人に新型コロナの感染者が出た」と連絡があったということです。このクルーズ船は29日午後5時ごろ、横浜港から出港し青森港などに寄港しながら、5月5日に横浜港に戻ってくる予定だったということです。

 客船を運航する郵船クルーズ株式会社によりますと、この乗客は出港の1週間前にPCR検査を受けていて、その結果は陰性でした。しかし、29日乗船時に再度PCR検査を行ったところ、その結果が30日出て、陽性と判明したということです。

 運航会社はクルーズを中止して、再び横浜港に向けて運航していて、到着は5月1日以降になる見通しです。

え?これってデジャブ?って感じた方にいらっしゃるかと思います。
元はと言えば、日本の新型コロナは豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号の感染者から始まったんですよね。。
これはまた二の舞になるのでは??と不安な声もあるようです。
そうですよね。。
もしこの感染者がインド変異株のコロナに感染していたら・・・
そして、この密閉空間で感染が広がっていたとしたら・・

恐ろしい・・ これって事前に防げなかったのでしょうか??

PCR検査を1週間前に行った際は全員陰性。
その後、乗船時29日に再度PCR検査→30日に陽性が判明した。。そして引き返している。。って

え?ということは検査結果が出る前に出航したってこと??
なにか理由があるのでしょうか・・

なぜPCR検査結果前に出航した?

なぜPCR検査前に出航してしまったのか??
皆さん、疑問に思っているようです。

当然ながらこんな声がSNS上で溢れています。確かに普通に考えて不思議ですよね。
乗船時に、せっかく検査をしたのだから結果が出るまでなぜ、待てなかったのかでしょうか。

PCR検査結果前に出航してしまった理由は?

では、PCR検査結果前に飛鳥2が出航してしまった理由について、考えられるものを挙げてみます。

1:PCR検査をすでに1度実施したたから

一番理由で考えられるのが、
乗船前の1週間前にPCR検査を実施し、陰性だったから「大丈夫だろう」という判断をし、出航してしまったというもの。

飛鳥2でのクルーズに参加するにあたり、

飛鳥Ⅱご乗船に先立ち、唾液検体採取による新型コロナウイルスの事前PCR検査を実施いたします(検査費用はクルーズ代金に含まれます)。ご乗船には当事前検査を必須とさせていただきます。検査実施により事前にお客様の感染の有無をご確認いただき、船内における感染症予防を図ります。お客様のご理解とご協力をお願いいたします。
※事前検査についての詳細は、ご乗船のお客様に後日お送りする書面にてご案内します。
※検査結果は「高リスク」「低リスク」「再検査」にて表示されます。それぞれ医師による確定診断ではございませんが、医療機関で行われているPCR検査と同等程度の精度となります。

とPCR検査が必須となっております。
ただ、今回は、

「飛鳥II」では新型コロナウイルス感染症対策として、通常、ご乗船されるお客様全員に対して乗船前にPCR検査を実施しており陰性が確認されておりましたが、昨今の感染状況に鑑み当該クルーズにおいては、乗船当日(4月29日)の乗船受付時にも全てのお客様の検体を採取し、30日午後に外部機関の検査によりこの結果が判明

としています。
つまり、緊急事態宣言は発令していることと感染者が増えているとのことで、一応に再検査をした!ってことですね。
なので、一度検査しているし、大丈夫だろうという郵船クルーズ社の判断の甘さがあったのでは?というのが
検査結果前に出航してしまった理由のひとつとして考えられます。

2:停泊に費用がかかるから

さらにWEBで調べてみると掲示板でこんな記載を発見!

なるほど、検査結果を待つ1日で200万円もかかるのであれば、先程みたように通常手続きではなく一応検査したのだから見切りで出航してしまうのもわかる気がします。
新型コロナの影響で旅行業界もかなり大きな経営危機に直面しています。郵船クルーズ社も例外ではないはず。その中でこの出費はかなりきつい、、、この停泊料はあくまで例外なのでお客様から取れないですしね。。
事実かはわかりませんが、可能性としては一理ありますね、

3:キャンセル料の問題

さらにはこんな記載も発見!
なるほど、これも考えられますね・・
「飛鳥Ⅱの乗客数は最大872 名ですが、ソーシャルディスタンスの確保のため、当面の間、定員数を制限して申し込みを承ります。」とされている、実際の今回の乗客数も約300人だったようですので、これだけでも通常の売上の約70%ダウン。
なので、とりあえず、出航して100%キャンセルを避けたかった??ってことなんでしょうか。。

実際には、

クルーズ中止を受け、乗客の旅行料金は1泊分を徴収し、残る5泊分は返金するという。

としていて、かなりの売上ダウンですが、「0」ではない。。
厳しい経営環境であれば、考えられないこともないですが。。ちょっとこれは違うかな、、という気が個人的にはします。
みなさんはいかがでしょうか??

このように、現状考えられる、3つの理由を考えてみましたが、
結論としては、PCR検査は事前にやってもあまり意味がない?ということを露呈させてしまったという気もしますが・・
郵船クルーズ社が例外的に「一応」行ったPCR検査のおかげで、被害が最小限におさまったのでは?という風にも考えられますよね。
もし、実施していなかったら・・間違いなくダイヤモンド・プリンセス号の二の舞になったでしょうから。
なので、どんな理由があるにせよあと1日!結果が出るまで待ってから出航してほしかったですね。ちょっと悔やまれます。

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飛鳥2の乗客へ呆れたとの声も

感染者が出てしまったため、横浜港に戻ってきた飛鳥2への乗客に世間の声はかなり厳しい声が寄せられているようです。

と、かなり辛辣なコメントが多い
要はこんなにイベントや外出は自粛を求められているのに、クルーズはありなの?おかしくない?ってことですね。
このような批判が集中しているのををみるとわかるのはみんながすでに「自粛疲れ」しているってことです。
以下のコメントがすべてを物語っている気がします。

すごく的確に捉えていると思いませんか??
みんな我慢しているんだ!という苛立つとともに、路上飲みなど若者へのコロナバッシングへの怒り。
若者からすれば、悪いには年寄りだろ!ってことでしょうね・・
これはマスコミの影響も大きい。
単純に若者VS年寄りという世代ギャップを見せるのはわかりやすいし、いつの時代にも反響が多いものだから、ついコロナ報道もこの図式にはめてしまうんですよね。「全く今ときの若者は・・」って感じですね。

でも実際は若者でもルールを大半の人はルールを守っているし、逆にルールを守っていない年寄りだっていますから、
もっと本質的な部分を切り取り、報道をしてもらいたいなと個人的には思います。
例えば、若者の路上飲みは、ゴミの問題や騒動問題は確かにあります。が、なぜそのような行動をとらなければいけないのか?
その理由をきっちり考える必要があるのではないでしょうか?
ちょっと話が逸れましたが・・
これだけ飛鳥2の乗客に心無い言葉が飛び交っているのは、コロナへの苛立ちが原因なのは間違いないです。
一日でも早く、コロナワクチンの接種が増え、コロナの感染拡大が収まることを祈るしかないですね!

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