
千葉で下校途中の女子中学生を無理やり車に乗せてわいせつな行為をしたとして、69歳の警備員が逮捕されました。
声を掛け、無理やり乗用車に押し込んで連れ回し、車内で体を触るなどしたようです。
警察は防犯カメラなどから犯行に使われた車を特定し、宮内豊容疑者を逮捕へ。
かなり卑劣ですよね!
しかも、なんとこの宮内容疑者は
実は12年前にも全く同じ容疑で逮捕されてたことが判明!
いわゆる再犯!!!
これにWEB上は「許せない!」と怒りの声が上がっているようです。
さらにはもっと余罪があるのでは??との声も!本当でしょうか??ちょっと調べてみました。
また、元消防士だったという宮内容疑者ですが、現在は「警備員」と公表されています。
一体どこの警備員なのでしょうか??会社は??こちらも調査しました。
目次
宮内豊容疑者は再犯??過去の事件は?
このニュースを調べてみると、こんな記述を発見!
え?再犯なの??
そう思い調べてみると過去の事件についての記述が
なるほど、住所部分が全く一緒なので同一人物で間違いなさそうです。
過去の事件は不起訴??余罪は??
さらに調べてみると、こんな表示を見つけました。
船橋市・消防司令を懲戒免職 /千葉 船橋市は28日、強制わいせつなどの罪で起訴された消防局北消防署消防司令、 宮内豊被告(58)を懲戒免職とした。10月8日午前8時半ごろ、鎌ケ谷市の路上で 市立中1年の女子生徒を車内に連れ込み、体を触ったとして逮捕、起訴された。
2009年12月29日 地方版 船橋市は消防士免職 千葉地検は28日、わいせつ目的誘拐、強制わいせつ未遂、監禁の疑いで 再逮捕された鎌ヶ谷市南初富、船橋市北消防署第1小隊長、宮内豊被告(58) (別のわいせつ誘拐、強制わいせつの罪で起訴)について不起訴としたと発表した。 地検によると、わいせつ目的誘拐と強制わいせつ未遂については告訴がなかったためで、 監禁については嫌疑不十分と判断した。
要は、先ほど紹介した宮内容疑者の過去の事件の「わいせつ目的誘拐と強制わいせつ未遂」については不起訴になったようです。
え??なんで??
もしかして、また上級国民だから?それとも消防士っていう公務員だから?
ってつい考えてしまいましたが、どうやら違うようで、
この当時(2009年)は、「わいせつ目的誘拐」と「強制わいせつ(未遂)」は親告罪、
つまり被害者側からの告訴がないかぎり起訴できなかったんです。
示談したのか、それとも被害者に裁判したくない事情があったのか、告訴しなかった理由はわかりませんが。。
そのため、「不起訴」
つまり、この罪は問われなかった・・ってことなんですよね。。
そのため、告訴しなかった時点で被害者は捜査に協力しなくなったと考えられ、監禁容疑も嫌疑不十分になってしまった・・
そんな流れだったのでしょうか。
女子中学生の心のケアを考えると少し気持ちはわかりますよね。。
捜査を進めば、トラウマを抉るように記憶を呼び戻さないといけない・・
フラッシュバックが起きてしまう可能性もある。
被害者が泣き寝入りし告訴を取り下げてしまうのはこんな背景があるんだと思います。
ただ!
2017年の刑法改正で性犯罪はのきなみ非親告罪化したため、今では告訴がなくても検察の判断で起訴できるようになっています。
ということで過去の事件は不起訴になったのですが。。
文章をみると、「(別のわいせつ誘拐、強制わいせつの罪で起訴)」との記載がありますよね!
え??
これってほかにも余罪があったってこと??
2009年の過去の事件の前にも同様な事件を起こしていた!ってこと??
だとすると、今の段階で分かっているだけで、
- 2009年の過去の不起訴の事件
- 2009年より前の起訴された事件
- 2021年の今回の事件
3件も同様の事件を起こしてるってこと?これヤバいですよね!
性犯罪は繰り返すといわれていますから、これ。。余罪の可能性は十分に考えられます。
宮内容疑者はどこの警備員?
先ほどの記事にあるように、元消防士だったという宮内容疑者は現在、警備員をされているとのことですが、
一体どこの警備員なのでしょうか??調べてみました。
前科があると警備員になれない?
その前にちょっと気にある記述を見つけました。それがこれ!
前科があると警備員になれない??ってこと?
早速調べてみると、
・成年被後見人、もしくは被保佐人または破産者で復権を得ていない者
・過去に禁錮以上の刑に処され、執行後5年に満たない者
・過去に警備業法違反により罰金刑等に処され、執行後5年に満たない者
・暴力団関係者
・警備業務違反行為を行う恐れがある者
・アルコールや麻薬等薬物の中毒者
・障害によって警備業務を適正に行えない、あるいは適正な判断能力がない者
警備員にはこのような条件があるみたいですね!(欠格事由→なれませんよ!って条件)
警備という仕事は英語でセキュリティと呼ばれるように、外部からの侵入者や不審者を防ぐ防犯や、施設内部からの情報や機密の漏洩防止に携わる、非常に社会的意義の高い仕事ですから、「縛り」があるのは当然といえば当然かなと感じます。
欠格事由を見ると、
「過去に禁錮以上の刑に処され、執行後5年に満たない者」とあります。
要は刑務所に入り、罪を償ってから5年以上たたないとNG!ってことなんで、
「前科があるとNG」というのは半分正解で半分間違いってことですかね
前科のあるなしは警備会社はどう調べてる?
警備の仕事に就くにあたっては、欠格事由に該当すると採用段階でアウトです。
警備会社では以下のような様々な書類で、欠格事由に該当するかどうか厳しく判断しています。
- 誓約書(欠格事由に該当しないと誓約する)
- 診断書(麻薬等依存者でなく、警備業が適正に行える健康状態であることを証明する)
- 身分証明書(破産者でないことを役所が証明する公的な書類)
- 登記されていないことの証明書(成年後被後見人・被保佐人でないことを証明する)
- 住民票や免許証(18歳未満でないこと、年齢、住所などの個人情報を証明する)
- 履歴書(犯罪歴や過去に警備会社でトラブルを起こしていないかなどを確認する)
警備の仕事に就くには、これだけの書類提出が必要になるんですね。。
前科や前歴に関しては、公的に証明するような書類はなく、履歴書・誓約書によるあくまでも自己申告。
履歴書には賞罰欄があり前科がある場合はそこに記入する必要がありますが・・これも自己申告の範囲。
ただし誓約書の規定により、のちに前科を持っていると判明した場合にはクビにはなるようです。
どこの警備員??
では本題のどこの警備員なのか??
上記のような書類を提出し、新聞にも掲載されるくらいなので、警備会社も「前科」については把握していると考えられます。
となると・・普通に大手の警備会社ではないのでは??と思いますね。
コンプライアンスがかなり厳しいですからね・・
そして、年齢や過去の犯罪経歴からいわゆる「ガードマン」ではないと思います。
ちょっと大事なものを守ってもらうには心もとないですしね。
なので、警備員といえども「交通誘導警備員」だったのでは??と感じます。
あの工事現場とかで誘導する人たちですね。
では一体会社は??どこなのか??
これについては全く公表されていません。。
が、宮内容疑者の自宅が「鎌ヶ谷市南初富」
元勤め先の船橋北消防署が「船橋市馬込町」
事件現場が「鎌ヶ谷市」「印西市」ってことを考慮すると、行動範囲がかなり狭いんです。
地図をみるとわかりますが・・
こんな感じです。
したがって、おそらくこの地図の範囲内の会社である確率がかなり高いですね!
ニュースを見た世間の声は?
最後にこのニュースをみた世間の声を見てみましょう!再犯だったこともあり、「怒り」に溢れています。
ここでは書ききれないほどに「許せない!」のコメントが!
さらには、性犯罪者にはアメリカのようにGPSをつけて行動監視をすべき!という声もあがっているようです。
犯罪者にも人権があるのはもちろんわかります。
が、この再犯ぶりはまるで反省はしてない・・そして将来のある子供たちが傷つけられていく。
日本も法を改正する時期が来ているのかもしれませんね。