宛名なし郵便で特殊詐欺が増加?3つの問題点とは?受取拒否はできる?
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日本郵政は、宛名がなくても住所だけで郵便物を配達する新たなサービス「特別あて所配達郵便」を6月21日から1年間試験的に実施すると発表!そして、この制度を使って7月からNHK受信料徴収業務に導入することを明らかにしました。

「武田総務大臣がNHKの受信料徴収にかかる営業費が膨らんでいることに『これを解決する一つのアイデアとして、郵便局のノウハウやチカラを受信料の徴収に活かすことができないかどうか』と語っていましたが、その実用試験がスタートするわけです。なお、NHKはこの新サービスを使用して受信契約を結んでいない世帯に請求書などを送ることを検討しているといいます」(社会部記者)

要は、NHKから請求書が一方的に送られてくる!ってことですね。
現在、NHKは訪問員が各家庭へ訪れ受信料の徴収を行っていますが、
この経費だけでなんと759億円掛かっているんです!(2019年実績)ちょっと想像以上ですよね。。
さらには、新型コロナの影響で訪問も疎ましく扱われ対面での徴収が難しい・・
この状況を打開するのが、この「宛名なし郵便」を利用することのようですが、
受信料支払いがないとはいえ、住所だけを頼りに誰が住んでいるか分からない場所に通知を送りつけることは、
トラブルに発展するニオイがプンプンします。

WEB上ではこんな声がも!
「この宛名なし郵便は特殊詐欺に利用されまくるんじゃないか?」
一体どういうことなのか??問題点は??
もしそんな危険があるなら「受取拒否」はできるのでしょうか??その方法は??
今回は宛名なし郵便についていろいろ調べて見ました。

宛名なし郵便とは??どんな制度??

まずは宛名なし郵便とはどのような制度なのか?を見てみたいと思います。
まずはこちらのニュースを御覧ください。

要約すると、

宛名なし郵便って??
  • 住所だけで配達する(今までは住所と宛名 2点がないと原則NG)
  • 年間1000通以上発送することが条件
  • 事前登録が必要
  • 1通につき200円掛かる

通常は84円ですから、ちょっと割高・・って感じなのでしょうか???
そして1000通以上の発送ということは完全にターゲットは法人ですね。。個人でこんな手紙出す人っていないですもんね!

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NHK受信料徴収での利用に批判が

今回のこの宛名なし郵便ですが、まさにNHKのために作られて制度なのでは??との声が挙がっているようです。

確かにこういう声も理解できますよね。
だって、5月28日のニュースでこの宛名なし郵便を開始するとリリースされたのに、その時点でもうNHKで7月から利用が決まっているとしてますからね・・これ完全に出来レースじゃん!って感じはしますよね。

そしてこの制度を使ったNHK受信料徴収には3つの問題点がありますので、そちらを挙げてみます。

問題点1:テレビにない家はどうするの??

誰が住んでるかも分からないのに受信料だけ請求するってどうなのでしょうか?
実際にテレビが置いてないかもしれないませんよね??

まさにこのコメント通り!「対象者」が変わってしまうんです。これは一番の問題ですよね!
あくまでTVが有るから受信料は発生するんですからね。。
しかも、一昔前はTVは当たり前のように家庭にありましたが、実際にない家が多いようです。

となると、本当にTVがない人はただの迷惑メールと同じですよね。。

問題点2:アパートなど入居者が入れ替わるところはどうするの??

これも結構WEB上でも話題になっています。
住所を頼りに送るのであれば、入居者が変わるアパートなど賃貸に住まれている方はどうするのか??
または、賃貸でなくても引っ越してきた人はどうするのか??

例えば、前の住民が不払いやってて、新しく入居した者が何か知らないけど請求来たから払ってしまう。
なんて二重で徴収するシステムになりかねない。
そうなると、返還とか余計面倒くさい事にもなりそうですよね。

またちゃんと払っている人であれば、ちょっとイラっとしますしね!

問題点3:NHK受信料徴収を名乗る詐欺が出てくる?

そして、これが一番WEB上で騒がれていますが、NHK受信料徴収を名乗る詐欺が出てくるのでは?という問題。
間違いなくこの詐欺は出てくるでしょうね・・
還付金詐欺なんかと同じ手法ですよね。

WEBではこんな記述も!

怖いですよね・・これ!でも簡単にできそうな気もするのでこれはヤバいと思います

宛名なし郵便で新たな特殊詐欺が増加する?

宛名なし郵便について調べてみると、この制度を悪用する特殊詐欺が出てくるのでは?との声がかなり多いです。
実際にいくつか見てみると、

これは間違いないでしょうね。。
日本郵便では事前登録が必要なのと200円と割高なので詐欺行為に使われることは少ないと話しているようですが・・
悪用されるのは目に見えます。。

宛名なし郵便は受取拒否できる??その方法は?

詐欺に利用される可能性のある「宛名なし郵便」
これって受取拒否はできるのでしょうか??
というより普通の人の感覚であるならば、「宛名なし」の郵便が届いたら不気味過ぎて受取拒否したくなりますよね。

受け取り拒否とは?

郵便や荷物などの配達物において、明示的に受け取りを拒絶する意思を示して返送してほしい時に利用できる制度で、自分宛ての配達物であれば受取拒否ができます。

受取拒否の方法は?

「受取拒否」の文字、「受け取りを拒絶した方の印を押印又は署名」を記載したメモ、付せんを貼り付け、配達担当者に渡すか、郵便窓口に持参するか、郵便ポストに投函します。

受取拒否ができないもの

受取拒否は誰でもできる制度ですが、以下の2点は受取拒否ができません。

  1. 特別送達
    民事訴訟法で規定された送達を行い、その送達の事実を証明する「特殊取り扱い」の郵便物
    つまり、裁判所からの送達に必要な郵便物の取り扱いをするのが特別送達
  2. 開封してしまった郵便物

このように見てみると、宛名なし郵便は「特別送達」では当然ありませんから、開封しなければ受取拒否はできそうですね!
届いたら、「赤ペンで受け取り拒否と書いて、はんこ押してポストへ」これでOKかと思います。

まとめ

今回は、NHK受信料徴収に使われる宛名なし郵便についていろいろ調べてみました。
問題点も結構ありそうですよね・・いかんせん詐欺などの犯罪行為に使われる可能性が高いです。
まだ試験的にすすめるとのことですが、そもそも宛名がない郵便は怖いのでそのままゴミ箱に捨てられるのでは??って気がします。
そうなると、かえって経費が掛かるんじゃ?ってつい考えてしまいますよね!

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